2026/01/23
【D活サポーターに聞く】歯科医師 久野淳さん Part2●ビタミンDは人生の保険! 現場で体感したその「効き目」
ビタミンDの重要性を実感してから、診療でも教育現場でも「D活」的実践を積み重ねてきた久野淳先生。ビタミンDの血中濃度の測定、患者さんへの伝え方、そして食事・サプリ・日光浴を組み合わせる「三本柱」の極意など、参考になるお話ばかりです。

現場でも感じる、ビタミンD効果
—— ビタミンDの「効き目」はどんなところで実感しますか?
とにかく「免疫・炎症・全身の元気度」が全然違います。歯科の現場でも、ビタミンDの血中濃度が高い人ほど歯肉炎や歯周炎の治りが早いんです!
だから、患者さんにも「とりあえず、血中濃度を測ってみましょうか」と勧めます。実際、測定してみるとほとんどの方が不足〜欠乏レベル。それほど足りていない栄養素だということです。
—— 食事・サプリ・日光浴、どれが一番大事ですか?
全部です(笑)。全部大事。「食事・サプリ・日光浴」の三本柱、これが基本です。
食事では、サバ缶や鮭などビタミンD含有量の多い魚を積極的に摂りたい。でも「食品だけ」では到底、1日の必要量に届きません。
日光浴も、現代人は屋内にいる時間が長すぎるので、特に冬場は絶望的に不足しがち。
だからこそサプリメントは「現実的な解決策」として不可欠だと思いますね。自分も毎日MSSの「D5000ミセル」を夜に1粒。これだけで血中濃度は70台(70ng/mL)をキープできています。

「足りない」とどうなる? 具体的なリスクとアドバイス
—— サプリを勧める際に、気をつけていることは?
ビタミンDに限らず、サプリは万能薬じゃないし、効果には個人差も大きい。血中濃度が思うように上がらない人は、腸の問題や吸収率の差も疑います。
だからこそ「3〜4カ月飲み続けて、血液検査で数値を見る」ことも大切。その人ごとの「適量」を知ることが肝心です。慢性腎不全など例外はありますが、基本的には推奨量の範囲であれば安全性も高いです。
—— ビタミンDが足りていないと、身体にどんな影響が?
例えば、自分の知人で小児の「くる病(ビタミンD不足が原因)」が起きたケースもありました。若い世代でも、骨密度や免疫力の低下、花粉症・風邪をひきやすい体質など、見えない不調の背景にD不足が潜んでいることが本当に多いんです。
調査でも日本人の98%がD不足、8割が欠乏レベルという衝撃データ。ビタミンD不足は、現代日本の健康リスクの「根っこ」だと思っています。


—— 具体的な食事・生活のアドバイスをお願いします!
まず、「1日4000IU(25µg)」を目安にするのが現実的。サバ缶や鮭、内臓系の魚などを意識しつつ、植物性ビタミンDの多いキクラゲや干し椎茸などもプラスしましょう。
でも、やってみると分かりますが、現実には食品だけで1日4000IU(25µg)のビタミンDを毎日摂り続けることは難しいんです。
・毎日、日光浴を意識
・サプリメントを味方に
この「ちょい足し」を実践するだけで、体感が大きく変わると思います。
次回は、啓蒙活動の難しさ、患者や家族・社会に伝えるための工夫、「将来のためのD活」の哲学まで深掘りします!
▶Part3 「未来の自分」が喜ぶビタミンD投資論
■PROFILE■
久野 淳(くの じゅん)
歯科医師/歯学博士/名古屋デンタルアカデミー校長/瀧川歯科副院長
愛知県生まれ。大学卒業後、歯科口腔外科勤務・大学院修了。現在、名古屋市で歯科医院副院長、国家試験予備校校長を務めつつ、歯科衛生士の育成、栄養療法や食事指導、講演や各種セミナー活動も精力的に展開。
取材・文/蓮見則子


