HOME

全ての記事

ビタミンD検査はどこでできる? 病院vs.検査キット、いま選ぶなら?

2025/04/27

ビタミンD検査はどこでできる? 病院vs.検査キット、いま選ぶなら?

ビタミンD、私、足りてる? ——そんなとき、確実なのは血液検査。「25(OH)D」を測ることで体内のビタミンDストック量「貯金残高」がわかります。でも、どこで検査できる? 近くの病院? それとも自宅でできる方法が!?

ビタミンD検査 ビタミンD検査キット 25(OH)D ビタミンD血中濃度

クリニックで検査? 自宅キットで測る? 2つの選択肢

ビタミンDの状態を知るには、血液中の「25(OH)D(にじゅうご ヒドロキシビタミンD)」を測るのが基本。これまでも説明してきたように、体内のビタミンDストック量のこと。

でも、健康診断や人間ドックを受けても、「ビタミンDの数値」が出てきた記憶、ありませんよね? なぜなら今の日本の健診は、生活習慣病の早期発見が主目的。ビタミンD検査はまだそこに含まれていないのが現実です。

ビタミンDの検査方法は大きく2つ。ひとつは病院・クリニックなどの医療機関で血液検査を受ける方法、もうひとつは自宅でできる郵送検査キットを使う方法です。

医療機関でのビタミンD検査とは?

一般的な医療機関では、ビタミンD検査は医師が必要と判断した場合に実施されます。骨粗しょう症やくる病、骨軟化症、自己免疫疾患などの疑いがある場合には健康保険が適用されることも。

例えば、閉経後の女性で骨粗しょう症リスクが高い場合は、レディースクリニックや整形外科でビタミンD検査をしてくれたり、検査機関を紹介してくれることもあるようです。

「ビタミンDが足りているか検査をしたい」「とりあえずビタミンDだけ測りたい」という”予防目的”だと自費診療になるケースがほとんどです。

参考までに、このD活®サイトで記事の監修をしてくれている斎藤糧三先生の「斎藤クリニック」では、初回の栄養解析の検査「機能性医学採血」にはビタミンD検査が含まれ、診察料・オンライン結果説明込みで45,000円(1年以内の再検査は30,000円)です。

近年はアンチエイジングクリニック、レディースクリニック、栄養療法(オーソモレキュラーなど)を取り入れているクリニックなどで、ビタミンD検査を実施している施設が増えてきました。

ビタミンD検査のできる医療機関を探すときは「ビタミンD検査 東京」など地域名を添えて検索するのもコツです。

自宅で手軽に。郵送でできるセルフ検査キット

忙しくて病院に行けない人、近くにビタミンD検査のできる医療機関がない場合など、自宅にいながらできる検査キットが便利です。

お薦めはもちろん、国内のビタミンD検査の先駆者であり、本サイト運営事務局であるアンブロシアのセルフ測定キット「ビタミンD検査」

自宅で指先から微量の血液を採取して郵送するだけ。2〜3週間で結果がわかります。

アンブロシア ビタミンD検査キット 検査キット 採血キット ビタミンD ビタミンD3 ビタミンD2 25(OH)D  25-ヒドロキシD2・D3
↑自宅でビタミンDの血中濃度が測れるセルフ検査キット(12,350円 /税込 13,585円)。アンブロシア オンラインサイトで購入できます。

キットでの検査は簡単とはいえ、血液採取の手間や、再採取になるリスクもゼロではありません。

「指先からうまく血が出てこなくて、ほんの少ししか採れなかった」なんていう女性も少なくないそう。使用方法や注意事項をよく読んでから使いましょう。

ビタミンD検査はスタートライン。測定結果をどう活かす?

ビタミンD検査結果では、25(OH)Dの数値が「ng/mL(ナノグラム・パー・ミリリットル)」という単位で表示されます。


D活®サイトでは、前の記事で以下のような目安を紹介しました。

ビタミンD血中濃度 ビタミンD不足欠乏 ビタミンD判定基準 25(OH)D

検査を受け、自分にビタミンDが「足りている」「足りない」がわかっても、それはゴールではありません。なぜなら「30ng/mL以上」が充足ラインとはいえ、理想の値は人によって違うからです。

たとえば…
□ 更年期以降の女性や高齢者:骨密度低下のリスクがあるため、40ng/mL前後が理想
□ アレルギー体質や自己免疫トラブルがある人:免疫調整の観点から60ng/mL前後を目安に
□ 妊娠中・授乳中の女性:母体と赤ちゃん両方への影響を考え、40ng/mL以上を目標とする場合も

このあたりはまだ日本ではあまり周知されていませんが、欧米の機能性医学や栄養療法では一般的な考え方になっています。

つまり「30あれば安心!」と一律に考えず、自分の年齢・体質・目的に合わせて適正ラインを意識することが大切。

目的に合わせて日光浴や食事、サプリメントで積極的に補っていきましょう。

【まとめ】

■ビタミンD検査は、病院または郵送の検査キットでできる
■病院で測る場合は、自由診療 or 保険診療の違いをチェック
■自宅キットなら、忙しい人でも手軽にトライできる
■検査は「現在地」を知るための手段。数値を知ったら行動を!

ビタミンDの検査はゴールじゃない。知った今から、未来の健康をつくっていきましょう!

監修/医師 斎藤糧三(日本機能性医学研究所/斎藤クリニック)
取材・文/蓮見則子

VIEW MORE