2026/06/12
【D活サポーターに聞く】森の環(もりのわ) 春日勝芳さん Part3●ビタミンDをもっと身近に。「伝わる工夫」の裏側
高ビタミンD「ハナビラタケ」の魅力を、どうすればもっと多くの人に届けられるのか。「森の環(もりのわ)」ではInstagramの投稿や、YouTubeアニメ「ハナビラタケちゃんマン」といったユニークな発信を次々に展開しています。そこには、「いいものでも、伝わらなければ意味がない」という代表・春日勝芳さんの哲学がありました。

「どう食べればいい?」その答えがInstagram
——御社の Instagramでは、春日さん自ら投稿に関わっていらっしゃるんですね。
はい。「ソロメシ」と「はな便り」という投稿は私からの発信です。▶公式Instagram
SNSは苦手ですけれど、今の時代、何もしないわけにはいかないじゃないですか。
——「ソロメシ」の料理は、春日さんが実際につくっているんですか?
もちろんです。私が自宅で調理している写真ですよ。実際、ソロメシ歴は10年以上なんです。
よく「ハナビラタケって、どうやって食べるんですか?」と聞かれるんですが、日常的なきのこ、しいたけやえのき茸を食べる時って、そこまで難しく考えませんよね。
ハナビラタケも同じ。
「もっと自由に食べていいんだよ」ということを伝えようと思い、自分の料理を見せちゃってます。

—— 実際、かなりお手軽というか、超お気軽なメニューも出てきます。
そうなんです。カップ焼きそばに入れたりもしてます(笑)。ハードルを下げようと思いまして。
基本は、旬の食材とハナビラタケを組み合わせた普通の家庭料理的なもの。
家庭菜園で育てた野菜も出したりしてますが、煮る焼く炒める揚げる…、パスタに入れたり、味噌汁に入れたり…、本当に普通の料理ばかりです。
—— スーパーでもハナビラタケを購入できるようになりましたね?
ありがたいですね。
首都圏のスーパーに置いてもらうのに、最初は50gの小さなパックから始めました。
まずは一度、気軽に食べてもらいたかったんです。
そこからリピーターの方が増えて、もっと大きなお得用パックも販売するようになりました。
「森の大トロ」って、なに?
——最近は、ホームページで「森の大トロ」という言葉を見かけましたが?
森の大トロは、ハナビラタケの根元の部分なんですよ。
普通、きのこの石づきは捨てられることが多いですね。でも、ハナビラタケはそこも全部食べられる。
しかも、花びら部分とはまったく違う食感なんです!まるで別のきのこみたいに。
—— 「大トロ」という名前はそこから?
とろとろとした、言葉では言い表しにくい独特の食感をマグロに例えてみました。
マグロで言えば、花びらの部分が赤身、花びらと石突の中間が中トロ、そして石づき部分こそが大トロです!
マグロのトロも、昔は価値がないと言われていたんですよね。でも、時代とともに価値が変わった。
ハナビラタケも、そんな存在になってほしいという思いがあります。

—— 「THE STRONG」という高含有タイプのハナビラタケはどんな発想から?
「サプリではなく、食品でビタミンDを摂りたい」という声もあるんです。
そういう選択肢もあったらいいなと思い、よりたくさんビタミンDが摂れるハナビラタケをつくりました。
100gあたりビタミンD が260μg(10400IU)摂れます。サプリレベルでしょう?
真面目なことだけやっていても、なかなか伝わらない
—— YouTubeの動画「ハナビラタケちゃんマン」。アニメという形で発信しようと思ったのは?
正直、かなり思い切りました(笑)。
ビタミンDのパワーと秘密を、子どもから大人まで楽しめるアニメにしてみたんですが… ▶ハナビラタケちゃんマン
—— かなり反響が大きかったのでは?
第1話の再生回数が3カ月で34万回。第2話も1カ月で31万回になっています。
第一印象で「なんだろう?」と興味を持ってもらうことが大事だと痛感しました。
—— どれも、ネーミングに遊び心が効いていて楽しいです。
そこはかなり意識しています。
何がきっかけで広がるかわからない時代なので、とにかくいろいろ挑戦してみています。
バッターボックスに立たない限り、ホームランもありませんから。
いいものを作っているのに売れない時、「お客さんが悪い」とは思わないように。売れないのは、売り手の責任。
どうすれば伝わるかを考え続けるしかないと思っています。

農業にどのように新しい価値を作れるか
—— お話をうかがっていると、ハナビラタケだけでなく、その先にあるものを見ているように感じます。
理念にもあるんですが、「農業に新しい価値を作れるか」ということをずっと考えています。
ハナビラタケ自体が目的ではないんです。真意は、農業の可能性を広げること。
だから、商品も発信も全部そこにつながっています。
「日々の積み重ね」が未来の身体を作る
—— D活読者へ、最後にメッセージをお願いします。
医食同源、それに尽きますね。
特別なことではなく、日々の積み重ねが未来の身体をつくる。
まずは毎日の食事を大切にしてもらえたらうれしいです。
■ PROFILE ■
春日 勝芳(かすが かつよし)
株式会社森の環(もりのわ) 代表取締役。長野県生まれ。地方銀行勤務を経て、大手百貨店や青果卸売会社への出向も経験。2013年に転職し、2017年より富山県に本社を置く森の環(もりのわ) 社長に就任。ハナビラタケ・きくらげなどの生産・販売を手がける。独自の紫外線照射技術を用いた「食べるビタミンD®」シリーズを展開し、“DDハナビラ”をはじめとする高ビタミンDハナビラタケの普及に取り組む。
▶公式サイト:ハナビラタケライブラリー
取材・文/蓮見 則子


